F1のDRSゾーンって何?意味や使用可能区間・条件などを分かりやすく解説

可変システムって格好いいなぁと思うYamAです。

「他のドライバーはDRSを使えたけど僕には使える状況になかったんだ」なんてドライバーがコメントしたりする事があります。

さらっとDRSという単語が出てきましたが、何それ?って思う方もいらっしゃるのではないかと思います。

また、相手は使えたけど自分は使えなかったってマシンが故障していたの?と思うかもしれません。

いえいえ、そんな事はありません。

DRSを使うにはDRSゾーンという使用可能区間があり、さらに使用に関してもいくつかの条件があります。

そこでこの記事では…

  • DRSゾーンの意味とDRS仕組みの解説
  • DRSの使用区間と使用条件
  • その他のDRSに関するルール

以上をわかりやすく解説していきます!

目次【本記事の内容】

【F1】DRSゾーンの意味とDRSの仕組みをわかりやすく解説

DRSゾーンってどこの事?そもそもDRSとは何?

という事で、DRSゾーンの意味やDRSがどういう仕組みなのかをわかりやすく解説していきます。

DRSは、リアウィングを稼働させ空気抵抗を減らすシステム

そもそもDRSとは何のことなのでしょうか?

DRSとはDrag Reduction Systemの略で、日本語に直訳すると「ドラック抑制システム」となります。

F1マシンの走行中にリアウィング(マシンの後ろにあるウィング)の角度を変更して空気抵抗を減らし、ストレートスピードを向上させるシステムの事です。

昔は可変リアウィングと呼ばれていました。

DRSゾーンは、ストレートスピード向上させるシステムを使用できる区間

DRSゾーンとは名前から予測できますが、DRSを使用できる区間であり、DRSを使用することによってストレートスピードを向上させる事ができる区間となります。

ただしDRSはDRSゾーンという区間があるように、所かまわず何処でも使用できるわけではありません。

しかも使用するにはいくつかの条件があります。

では、使用可能区間や条件とはいったいどのようなものなのでしょうか?

DRSの使用可能区間、使用条件は?

DRSの使用はDRSゾーンという使用可能区間があり、DRSの目的がオーバーテイクのチャンスを改善するということなので、使用に関してもいくつかの条件があります。

DRSの使用区間は各サーキットごとに決められている

参照:Formula1-data

DRSを使用できる区間は各サーキットごとに決められています。

上の図は鈴鹿サーキットの地図なのですが、DRSが使用できる区間は18コーナーを抜けた後のホームストレートで1コーナーに差し掛かる所までとなります。

「鈴鹿サーキット」ではDRSゾーンは1ヶ所となっていますが、ハンガリーGPの「ハンガロリンク」は2ヶ所だっり、オーストラリアGPの「アルバート・パーク・サーキット」は3ヶ所だったりと各サーキットごとに違いがあります。

使えるなら毎周使えばいいじゃん!と思うかもしれませんが、いつでも使用できるわけではなく、いくつかの条件があります。

ではどのような時にDRSを使用する事ができるのでしょうか?

使用条件はDRS検知地点において先行マシンとのタイム差が1秒以内の場合

使用条件の1つ目は先ほどから説明している通り、DRSゾーンというサーキットごとに決められた使用区間内でのみ使用可能となります。

2つ目は、DRS検知地点において先行マシンとのタイム差が1秒以内の場合に使用が可能となります。

DRS検知地点とは先ほどの鈴鹿サーキットの地図で説明すると、16コーナー手前のDETECTIONという場所になります。

この検知地点で先行とのタイム差が1秒以内であれば、DRSゾーンでDRSの使用が可能となります。

DRSの使用が禁止されるのは?

もちろん、条件を満たしていてもDRSの使用が禁止される場合もあります。

  1. 雨天により路面が濡れている場合や、濃霧などによって視界が極めて悪い場合
  2. DRSゾーンにイエローフラッグが振られていて、レースディレクターにより使用禁止命令が出た時
  3. 決勝レースで、レーススタート後及びセーフティカー離脱後の最初の2周(ただしヴァーチャル・セーフティーカー後は直後に有効)
  4. Q1、Q2、Q3のいずれかでDRSが禁止された場合、当該セッション終了時まで

以上4つの条件ではDRSの使用が禁止されます。

1~3は危険な状態なので安全面を考慮して、4の場合は予選の公平性を保つためでしょう。

その他のDRSに関するルール

その他にもDRSに関するルールがあります。

DRSは厳格なルールのもとに使用が管理されています。

練習中または予選中は指定されたDRSゾーン内で自由にDRSを起動できる

練習中(フリー走行)または予選中(Q1、Q2、Q3)では指定されたDRSゾーン内で自由にDRSを使う事が出来ます。

ただし予選中Q1、Q2、Q3のいずれかで禁止された場合には、そのセッションが終了するまで使用が禁止されます。

DRSを使っていいよ!と言われるのであれば使わない事はないでしょう(笑

DRS作動後、最初のブレーキでDRSは自動的に閉じられる

DRSの作動後は最初のブレーキでDRSは自動的に閉じられる仕様にしなくてはなりません

何故かというと、これは安全面からの事になります。

DRSゾーンの終点はカーブの手前になっています。

DRSを手動操作で行ていると、もし操作を忘れウィングを閉じ忘れた場合、ダウンフォース(走行するマシンを地面に押し付ける空気の力)が弱くなっている為、カーブを曲がり切れず事故が起こる可能性があるからです。

その為、最初のブレーキで自動的にDRSが閉じられる仕様にしなくてはならないというルールになっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

DRSに関するだけでも色々決まりがありますね。

  • DRSとは空気抵抗を減らし、ストレートスピードを上げるシステムのこと
  • DRSは各サーキットごとに決められたDRSゾーンでのみ使用可能
  • DRSが使用可能なのはDRS検知地点で先行マシンとのタイム差が1秒以内の時
  • 使用が禁止される条件が4つ程ある
  • 練習中、予選中はDRSゾーンであればDRSをいつでも使用可能
  • DRSは安全面から作動後、最初のブレーキでDRSを閉じる仕様としなくてはならない

これだけ知っていれば、「DRSを使えば前のマシンに追いつくかも?」とか、「今はDRS使えないからなかなかタイムを縮めるのは難しいなぁ」などレースをより面白く観戦できるのではないでしょうか!?

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